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細入地区の小中学校再編に関する地域説明会が開催されました

小中学校再編に関する地域説明会が、神通碧小学校・楡原中学校の体育館で開催されました。

 

地域住民からは統廃合反対の声が多く挙がりました。子育て世代・ベテラン世代の両方から、色んな観点の意見が出て、充実した会になったと思います。参加された皆さん、お疲れさまでした!

 

住民から出た様々な意見を紹介しますね。

ちょっと長いですが、興味があれば読んでみてください。

  • 小規模校は決して教育の質は悪くない。一人一人をきめ細かく見てくれて助かっている。
  • 世界的には小規模校が主流になりつつある中、日本は逆行している。
  • 飛騨市からの越境入学の子供もいる。大沢野小学校への通学は、スクールバスでも時間がかかりすぎて子供の負担が大きい。
  • 学校がなくなると、子供がどんどん減り地域は衰退する。猪谷小学校がなくなってから、猪谷の子供は一気に減った。それを繰り返してはいけない。
  • 数年前に義務教育学校設置の要望を出している。富山市のパブリックコメントでは数百の反対意見があった。住民の7割から反対署名も集めた。それらが原案に全く反映されていないのはおかしい。
  • 子供たちの声をなぜ聞かないのか?大人だけでなく、子供たちの意見を直接聞いて反映してほしい。
  • 県外から移住してきたが、学校があるから安心して移住できた。学校が無い場所には移住者も集まらない。
  • 子供の就学のタイミングで地元の細入に帰ってきた。小学校入学は、親にとっても地元に戻れる大きなチャンス。親子が一緒に幸せになれるチャンスを奪わないで欲しい。
  • 人口減少前提で学校をなくすのではなく、人口が減少しないように知恵を絞るのが住民と行政の役割ではないか。
  • リモートワーク、自動運転車、メタバース・VRなど、最新技術によって地方に人が戻りやすい時代が来ている。
  • ある意味今回は、将来を考える良いきっかけになっている。地域の皆さんもぜひこの機会に「この地域をどうしていくか」一緒に考えましょう。10年後を楽しみにしてほしい。
  • 富山市は教育委員会だけに押し付けずに、富山市全体の問題として取り組んでほしい。
  • 文科省のガイドラインを読んだが、小規模校・過疎地域への配慮もしっかり書いてある。富山市教育委員会の説明はそこに一切触れずに、統合に有利な情報だけをピックアップしている。
  • 総務省の「公共施設等総合管理計画」で、公共施設の床面積を減らす流れがある。学校は床面積の多くを占めるので、「床面積を減らすために学校が無くなる」という事例が全国で相次いでいるらしい。富山市の学校再編もそうではないのか?公民館廃止は許せても学校廃止は許せない。学校は水道や電気と同じライフラインだ。
  • 「しっかり説明する」とおっしゃるが、同じことを繰り返し説明されても誰も納得しない。必要なのは「説明」ではなく「議論」ではないのか。一度白紙に戻して、住民と議論しながら原案を作り直してほしい。

 

教育委員会の皆さんも、私たちの意見をしっかりと頷きながら聴いてくださいました。

 

子供のため、地域の将来のために今何ができるか、皆さん色々な意見があると思います。これからも一人一人が真剣に考えて、想いを届けていきましょう。